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糖尿病とがんについて

[2016.01.19]

糖尿病が悪くなると眼が見えなくなる、透析になる、心筋梗塞や脳梗塞になる等と言われています。確かにそれはその通りなのですが、意外に知られていない事に、「糖尿病になると、”がん”になる可能性が上がる」ということがあります。

2013年に大規模臨床試験が行われ、糖尿病にかかっている人は、そうでない人に比べて1.2から2倍程度がんにかかり易いというデータがでました。特に大腸がん、肝臓がん、すい臓がん、子宮内膜がんにかかる可能性が高いとされています。一方でなぜか前立腺がんにかかる患者さんの可能性は下がっているようです。

糖尿病になるとなぜがんにかかる可能性が上がるのかという問いに対しては現在研究が進められています。ちょっと難しい説明になりますが、肥満型の糖尿病の患者さんには血中のインスリンの濃度が高く、インスリン自体が発がん物質となって細胞分裂に影響を与える事や、またインスリンによって一部の女性ホルモンの血中濃度をあげ、それが女性ホルモン優位の発がん(子宮内膜ガン)となる事、脂肪細胞から酸化ストレスホルモンが分泌され、それが細胞の遺伝子の流れを変化させるのではと言われています。また血糖が高い事も、それ自体が発がんの原因となるとの研究結果も出るようになりました。

糖尿病にかかっている患者さんは、血糖コントロール及び三大合併症(網膜症・神経症・腎症)の予防も大切ですが、他にもがん検診を受けられることをお勧めします。

 

 

 

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