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脂質異常症(コレステロール)について

コレステロールが高いと言われたらご相談ください。

脂質異常症とは、以前高脂血症と呼ばれ血の中の脂肪成分が高くなる病気です。

血液の中の脂質が高いと、動脈硬化となる事が知られており脳梗塞・心筋梗塞の原因となることがあります。また脂肪肝・急性膵炎の原因となることがあり、さらに脂肪肝は肝臓がんのリスクファクター(危険因子)となることがあります。

診断は血液検査が基本になります。血中脂肪には中性脂肪、LDL-コレステロール(悪玉コレステロール)。HDLコレステロール(善玉コレステロール)があり一定期間基準値を超えると脂質異常症の診断になります。

治療法は食事・運動療法・薬物療法があります。近年コレステロールの異常に対して食事療法があまり有効ではないと言う報告が発表され、薬物治療が推奨されるようになりました(中性脂肪高値の場合は食事療法が有効です)。またコレステロールが低いとがんの発症が増えるとの一部報道がありますが、がん患者さんが低栄養状態になって低コレステロールとなった事象であり、高脂肪血症の患者さんを治療することでコレステロール値を下げる結果、がんのリスクが上がるという事ではありません。

また一部の高コレステロール血症の場合は、アフェレーシスや抗PCSK9モノクローナル抗体の皮下注射と言う特殊な治療法があります。その際は入院が必要になりますので、しかるべき病院にご紹介、入院となる事もあります。

何かご不明な点がありましたら、ご質問ください。

 

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