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ピロリ菌検査が可能です。

ヘリコバクターピロリ菌(以下ピロリ菌)は、人間の胃や十二指腸の中に幼少期の時に感染し、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因となる細菌です。近年、ピロリ菌に感染していると胃癌のリスクが高まり、胃癌患者の99%の胃の中にはピロリ菌が存在しているという報告もあります。

ピロリ菌は日本・中国・韓国といったアジア圏に在住している人に多く感染しているという疫学的結果があり、一方でアメリカに住んでいる人でピロリ菌に感染している人は少数です。また日本人に多い胃がんは、アメリカに住んでいる日系アメリカ人にはあまり見られていません。このことは胃がんの原因は人種(≒遺伝)というよりはピロリ菌感染が大きな原因であるとの根拠にもなろうかと思います。

日本では衛生環境が整備された影響からピロリ菌感染者は減少傾向にあります。60歳以上の感染率は80%近くありますが、40歳代から急激に減少し40歳以下では20%程度の感染率です。恐らく今後胃潰瘍・胃がんの患者さんも減少してくると思われます。

ただ、上記の様な様々な研究結果より、ピロリ菌が胃がんの危険因子であることが判明したため、ピロリ菌感染していた場合はお薬による除菌を行う事が、胃癌や胃潰瘍・十二指腸潰瘍の予防になるという研究結果が出ました。当初胃潰瘍・十二指腸潰瘍における除菌療法が保険適応でしたが、近年ピロリ菌感染関連の慢性胃炎・萎縮性胃炎に対する除菌治療が保険収載されました。

しかしながらヘリコバクターピロリ慢性胃炎に対して保険で検査・治療を行うためには、内視鏡検査が必要です。「内視鏡は受けたくないが、ピロリ菌は調べてほしい」という患者さんには、大変申し訳ありませんが自費診療での検査になります。一方で過去に一度でも内視鏡を受けて萎縮性胃炎と診断された場合は、ピロリ菌検査は保険適応となります。

当クリニックでは以下の3つの方法で、ピロリ菌の存在を確認することが可能です。

①:内視鏡時の生検(細胞をつまむ)にて、直接細菌を観察する方法

②:尿素呼気試験(薬を飲んで息を吹く検査)

③:血液中ピロリ抗体検査(ピロリ菌に対する免疫反応を見る検査)

上記3つの検査は、それぞれ一長一短がありますが検査当日に結果が出るのは②の尿素呼気試験です。当院では基幹病院にも設置されているU-Bit(ユービット)という機械を導入しました。これでピロリ菌の感染の有無が受診当日に判明することができます。しかし上述するように保険診療で行うためには内視鏡検査が必要で、この検査も空腹時に行いますので当日朝の食事は食べないで来院して頂くことをお勧めします。

またピロリ菌の感染が確認された場合、抗生物質を2種類・胃酸を抑える薬を1種類の合計3種類を1日2回・1週間服用し除菌します。除菌の成功率としては、耐性菌の出現によって最初の抗生物質における除菌率が70%‐80%程度でしたが、現在は最新の薬剤にて92.6%の除菌率となっております。

気になる症状やご心配な事・質問等がありましたら当クリニックにご相談ください。

 

 

 

 

 

 

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